巨大地震に対しての意識

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昨今、南海トラフ地震や首都直下型地震などの巨大地震の発生が懸念されています。またここ最近も中小規模の地震が多発しています。南海トラフ地震に関して言えば発生時期はもう、いつ起きても不思議ではない時期に来ているのだそうです。それは今日かも知れないし、数十年後かも知れません。予想される死者数は33万人とも言われ、その発災時被害額は実に220兆円、首都直下型地震は110兆円とも言われています。あの阪神淡路大震災で当時約10兆円、東日本大震災で当時約17兆円です。南海トラフ地震や首都直下型地震が実際に発生すれば日本の経済や国民の生活はガラリとその様子を変えてしまうかも知れません。

こんな話を聞くと絶望してしまう人もいるでしょうね。かく言う私もその一人でした。この日本がそこまでなってしまうならもう、お終いじゃん、生き残っても死んでも大して変わりはないよね、と。でも私は考えを改めました。

もし、巨大地震が発生して仮に生き残ったとしたら、私に何が出来るだろうか?無論、私一人の力では私一人を守るのに精一杯かも知れません。なので私は個人的に防災用品を備える事にしました。アウトドア用品が多く流用出来る事も知りました。食料や水も品質保持期限の長いもので携帯性の高いもの。色々研究しました。

私はある日、思いました。私一人が生き延びてもそれほど意味はないだろうと。それなら生き残った人達と助け合って生き延びる方がより建設的だろうと。それならもっと知識や技術を高めて自分の声が届く範囲でもいい、それを伝えてみようと思いました。

手始めに私は防災士の資格を取りました。次はNPO団体を立ちあげようと思っています。

3.11発災後、自衛隊や警察、消防、各国の支援団、各ボランティアなど沢山の人達が協力し合って被災地を助ける様子を見て深く感動したのを覚えています。無論、被災地の方々の生きると言う強い意志があったから今がある、と言う事は間違いありません。しかし、なんの支援もなければそうならなかったのも事実でしょう。

 

南海トラフ地震は更にその上を行く規模が予想されています。国民一人一人が今からでも備えをするべきです。備えとは、避難持ち出し品の備蓄、食料や水の備蓄は当然ですが、普段から家族や周囲と話し合い、被災したら何処に集まろうとか、電話が不通の際の連絡方法をあらかじめ決めておくとか、この場合の避難経路はこの道にしようとか色々話し合っておく事が大切です。皆で想像する事が大切なのです。そして、一人一人が決して諦めない、その気持ちが自身を生かし、周囲を助け、やがては復興を早めると私は考えます。

 

南海トラフ地震発生で想定される震度や津波の高さ

http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/assumption.html

気象庁HPより